j4mの医療・福祉ノート

介護福祉士から理学療法士に転職。現場や勉強会などで学んだ事を整理しながらブログとして発信していく。

トイレ介助について

こんにちは。(^^)

j4mです。

 

 

最近本当に寒いですね。

これ以上寒くなると

仕事にも行かず、引きこもりたくなりますね。

最近鍋が美味しいですね。皆さんは何鍋好きですか?私はすき焼きと、水炊きです。

 

介護をしている上で、避けられない動作が

排泄関係ですね。

特にトイレ介助は、入居者さんの状態によって

対応が千差万別ですね。

介護福祉士をしていた時は、立ち上がりや体を支える時に、結構力任せにしていて、

たまに体を壊していました。

私は体が大きく、力に自信があったから、そうしていたかもしれません。

そのせいで、ヘルニアになりそうになったり、

肉離れをしたりと、体を壊しました。

やはり無理はいけませんね。

現在は理学療法士になり、体の構造・使い方が分かってきたので、体を壊すことは減りました。

 

[動きを見てみよう]

 

トイレ介助の流れは、入居者さんの状態に

よって色々と変わってきますが、今回は

車椅子の方で、自力で立つことが難しい人が

対象にしたいと思います。

私が介助をしてて、きつかった所は、入居者の方を立たせて、リハビリパンツとズボンを履かせる所ですね。

立たせた状態を維持するのが大変で、

膝折れをしそうになり、転倒しそうな場面とか

あるあるですよね。

 

立つ・座るの動作を横から見てみると、曲がる部位は、大まかに見て体幹、股関節、膝関節、足関節です。

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座る時はこういった関節の動きをします。

 

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次は立ってる状態から、膝折れの動作です。

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トイレ介助の時、ズボンの着脱があるから、

ズボンはなかなか持てず、脇付近などを持って

抱えますよね。

特にどこの関節が大きく動くかを見てみると、

膝が一番変化していますね。

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この図を見ると、必ず膝折れをする時は、膝が線を超えて前に移動しています。

つまり、膝が前に移動するから、膝関節が曲がり、膝折れをするのです。

 

ではどうするか

 

膝を前に出さなければいいのです。

 

[膝の支え方]

先程、膝を前に出さなければいいと言いました。

その事を考えた支え方なら、入居者の方に

かなり負担のかからない方法なら、ある程度大丈夫と思います。

私が使っている二つの方法を書きたいと思います。

 

1・自分の膝で相手の膝を支える

 

入居者の方を立たせている時に、膝が曲がらないように、自分の膝と入居者の方膝をくっつけて、、膝が前に出ないように支える。

これだけで、かなり負担が減ると思います。

膝が曲がらないので、下半身は大丈夫です。

残る不安定な場所は体幹ですね。

体幹は、前方か後方にしか倒れず、自分の上半身で密着するようにすれば、倒れることは少ないです。手で支えるより、体全体で支えた方が楽なので、上半身は密着させた方がいいです。

 

膝を怪我している人、膝を直接押すと痛い人もいますね。

その人は次の方法です。

 

2・太ももを自分の両足で挟む

 

膝を直接触ると痛みがある入居者の方もいらっしゃると思います。

痛みがない、片方の足の太ももを介助の足で挟み、入居者の膝が伸びるように、ふとももを押すように支えます。

そうすると、膝が曲がるのを防ぐ事ができ、

介助者の負担が減ります。

 

 

[終わりに]

どうだったでしょうか。

体の構造などを知る事で、介助の負担も

少しは軽減できると思います。

入居者の体に対する知識も必要ですが、

介助者自身を守る知識も、とても重要になってくると思います。

色々する事があり、初投稿からかなり遅い投稿となりました。

出来ればもう少しペースを上げれるように

頑張りたいと思います。